岸田真理子公式サイト「金星美術館」のblog、“準備室だより”です。作品展のスケジュールなどをお届けします。
サイト運営担当のyamamomoが作品に感じたことや引き出されたことなどを、“見る側”のひとりとして書いたりもしています。

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
記事のテーマ
以前の記事
コメント
                               
<< 「お散歩」(銅版画) | main | 「月下シーソー」(銅版画) >>
「街の灯」
前回、あちこち行かなければならなくて、と書きましたが・・・それにも増して、さらにあちこち行ってきた11月でした。


  
   岸田真理子 街の灯 

   Special Thanks to: Ikezaki Tsuguhito



今日の岸田真理子さんの作品は、水に映る街のあかりを描いたものだと思います。

空気がつめたくなってくると、月や星からとてもくっきりした光が届くようになりますが、それは電気のあかりも同じで、とりわけ静かな水面に映る夜のあかりには、地面のうえにあるほんとうのあかりより、もっとたしかに感じられるようなところがあります。

夜の水の中に見えるのは、ヒトのあかりです。
その街で暮らす人々のあかり。
水鏡に映る無防備にこぼされたあかりに、月や星や雲や、山の樹々や夜風は、街の“ほんとう”を見ているかもしれません。

わたしがうつくしいと感じるあかりと、夜を形づくるものたちがうなずいてくれるあかりは、同じでしょうか。かれらがうなずいてくれる街で、わたしは暮らせているでしょうか。



[writer:yamamomo]
| 作品のこと|ドローイング | 23:06 | comments(0) | - |
コメント
コメントする