岸田真理子公式サイト「金星美術館」のblog、“準備室だより”です。作品展のスケジュールなどをお届けします。
サイト運営担当のyamamomoが作品に感じたことや引き出されたことなどを、“見る側”のひとりとして書いたりもしています。

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「光の樹」(ペインティング)
「銀河よ 月舟を運べ」展も、終わりました。
何かがみなぎったような個展の空間と岸田真理子さんの様子が印象に残ります。
次の作品展は秋、尾道の予定。楽しみに待ちましょう。

ちょっと間があきましたが、5月13日にご紹介した作品と“対の関係のような”絵を。同じく2004年制作、同じく変形サイズ。



 光の樹
 岸田真理子 ペインティング「光の樹」



前回の「光の舟」と今回の「光の樹」、“対のような関係”という表現を使ったのはタイトルのせいではありません。もともと、1枚の絵の右側と左側だったからなのです。
中央の部分も、別の「光の舟」という作品になっています。

岸田真理子さんの絵は、名刺サイズくらいの小さな銅版画から、普通の家では掛けられる壁面が確保できないほどの大きなペインティングまで共通して、1点の中に色々なはやさで流れる時間――それぞれの世界が集まってできあがった、ひとつの世界――が描かれています。

大きさに関わらず、作品はどれもが、世界へと開いている窓です。

この作品たちのように、ひとつの絵であったものが切り離されて別個の存在になるということは、それぞれの窓を通じて出会ったほうがいい、ということなのでしょう。

そのようにしてわたしたちの前に見えている、光の樹。

光。はるか天上から、わたしたちのところへ。
樹。わたしたちのところから、とてもゆっくりと、でも絶えず、天上へ向かって。


[writer:yamamomo]
| 作品のこと|ペインティング | 23:56 | comments(0) | - |
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